2025/02/22 15:16
羊毛フェルトと綿を使って作品を制作していた時に、気が付いたことがあります。
色が濃いものや刺激的なものが、心に残るほどの強さを持っているような印象がありますが
そうではないということです。
白でも穏やかな印象のあるものであっても、
こころに深くまで響いたり癒したりすることができるのだと感じました。

わたしたちは、だれかに自分自身を表現しようと思ったり、意見を伝えようとするときに
つい強く心に残る方法で行おうとすることがあります。
しかし、そのような方法では
だれかと反発したり意見を強制してしまったりすることにも繋がります。
本当の強さは、表面的にはみえないかもしれませんが
揺るがない自分軸を持っていたり
大切にしているものがあったり、
お互いのことを尊重するつよさを持っていることではないでしょうか。
強さはひけらかしたりする必要はなくて、
自分が分かってあげていれば
自ずと育っていきます。
今回綴ったのは、綿をみていて思ったことです。
「こころの奥にあるたからもの」や「命や存在そのものの素敵さ」を表現しようと
作品の中心に綿をつけているときに、
その綿がふわふわとしていながらも
とても心に響くような強さを秘めていることを感じました。
また同時に、心も深くまで癒されていきました。
自分の心を大切にする強さや
誰かにやさしくする強さ。
そして、惑わされない自分軸。
そのような強さを、これからも大切にしていきたいと感じました。
読んでくださり、ありがとうございます。
素敵な日々をお過ごしください。
いちごころ